Ninna-ji:北庭, 南庭

通年公開

仁和寺

Chisen-kaiyu-shikiKaresansuiRoji

仁和寺は、真言宗御室派の総本山として、またユネスコの世界遺産として、広く親しまれています。

仁和2年(886年)第58代光孝天皇が「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願しますが、翌年に崩御。第59代宇多天皇がその遺志を継いで、888年に落成の供養を催し、年号をとって「仁和寺」と名付け完成させました。宇多上皇は897年に譲位し、後に出家し仁和寺の第1世となりました。その後皇室出身者が仁和寺の代々門跡を務めた門跡寺院として知られています。

宸殿北庭

北庭は、南庭とはまた違った趣で池泉回遊式庭園のお庭。北側の庭なので光が草木に反射して明るく感じますし、突き出した形に敷き詰めてある白川砂が美しさを引き立てています。石橋のさらに奥には滝石組が用意され耳心地が良いです。

視線を右側(東側)に向けると木々の奥には仁和寺の「五重塔」や茶室「飛濤亭」が顔を出していて味わい深いです。池に映る緑も美しいですね。

霊明殿から護岸石組を楽しめます。立石がなく優しい印象です。

宸殿南庭

仁和寺の御殿に入ってまず最初に対面にする庭園が、宸殿からは南側に位置する南庭です。白書院からは東側に位置しています。広々とした庭は気持ちが良いものです。庭の北側には「左近の桜」と「右近の橘」が植えられています。