浄瑠璃寺:庭園

通年公開

Jyoruri-ji

池泉浄土式庭園

浄瑠璃寺は、当麻寺の義明上人を本願として創建されたのが始まりで、当初は西小田原寺と呼ばれ、のちに小田原山浄瑠璃寺と改められました。阿弥陀堂の西岸への移設や、三重塔の移設と薬師如来像の安置、南大門からの出火などを経て、現在に至ります。平安時代の九体阿弥陀堂としては現存する唯一の遺構となっています。

池泉浄土式庭園

浄瑠璃寺の庭園は典型的な浄土式庭園で、池の西側に阿弥陀堂、東側に三重塔を配置し、西方極楽浄土の再現がなされた構成となっています。南側には地形を活かした出島があり、南北に長い中島をひとつ有します。

春と秋の彼岸寺には、太陽が阿弥陀堂の中心に来るように設計された庭園です。参拝者は、まず東方の三重塔で薬師如来に現世の救済を願い、そこから西方の阿弥陀堂を仰ぎ見て西方浄土への救済を願います。池を周りながら様々な景色を味わってください。多くの植物が楽しめる庭園でもあります。