大徳寺黄梅院:直中庭, 破頭庭, 前庭

特別拝観

Oubai-in (Daitoku-ji)

枯山水庭園

黄梅院は、臨済宗大徳寺派大本山の塔頭の一つです。1562年、織田信長が初めて入洛したときに、父信秀の菩提を弔う(追善菩提)のための小庵を羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)に建てさせたのが始まりだそうです。この小庵は大徳寺98世春林和尚を開祖に迎え「黄梅庵」と名付けられました。

1582年の本能寺の変によって信長が亡くなると、秀吉はここに総見院を建立し信長の菩提所とします。その後本堂と唐門の改築がなされ、さらには1589年、小早川隆景による鐘楼、客殿、庫裏等の改築が行われます。そのとき黄梅庵の名称が「黄梅院」へ改められました。

普段は非公開の寺院ですが、春と秋の年2回限定公開されていますので、訪れる際は必ず拝観可能かを確認してください。受付より先は写真撮影禁止となっています。

直中庭

利休66歳で作られた池泉式枯山水庭園です。秀吉の希望で瓢箪型の池を手前に配し、大徳寺二世徹翁和尚が比叡山より持ち帰ったと伝える不動三尊石を正面に置いてあります。加藤清正伝承の朝鮮灯籠が手前左側にあります。控えめなお花が沢山植えられた庭が美しく癒やされます。

破頭庭

本堂前庭の枯山水庭園です。手前半分を白川砂で、その奥を苔で敷き詰め、観音・勢至の2石でまとめた簡素なお庭です。

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