高台寺は、秀吉の死後、その妻である北政所ねねが菩提を弔うために1606年に開創しました。建仁寺の三江和尚を開山とします。
庭園
庭園は、開山堂の東の臥龍池(がりょうち)と西の偃月池(えんげつち)を中心として展開されています。北側には亀島、南側には岬を利用した鶴島が配されていますが、開山堂と書院とをつなぐ回廊がちょうど偃月池を横切るので、ぱっと見た感じではつい見落としてしまいそうなので注意が必要です。
作庭は桃山時代に活躍した作庭家で、千利休の弟子でもあった小堀遠州によるもの。石組みや構成の美しさに定評があった遠州らしいお庭に仕上がっています。
方丈前庭『波心庭』
奥に蓬莱山があります。手前の白砂の部分は季節によってあしらいが変化するようですので、たまに訪れて変化を愉しむのも良いですね。