Shisen-do:庭園

通年公開

詩仙堂

Karayou

詩仙堂は、江戸時代初期の武人・文人石川丈山が隠棲のために造営した山荘跡です。現在は曹洞宗の寺院「丈山寺」となっています。

庭園

庭園は書院の南側に拡がり、白砂の空間の奥には丸く刈り込まれた皐月がリズム良く配置されています。その後方には樹木の姿が続きます。庭園の東側からちょうど書院の間全面を抜けて滝石組と遣水が目に入ってきます。皐月の刈り込みと目前の植栽と相まって味わい深いものです。

詩仙堂の庭園は3段になっていて、詩仙の間あたりから庭園に降りると、書院からの眺めとは違う景色がひろがります。四季折々の草花がいろいろとありますから、季節の変わり目ごとに訪れても楽しいですね。南庭のししおどしにも注目です。日本庭園にこれを初めて据えたのが詩仙堂庭園ともいわれています。